あらすじ伝説のやくざ・仔犬の音吉の襲撃を受けて以来、愛する孫の桃子が万が一にも危険な目に遭ってはならぬと、何より楽しみな桃子との交流をしばらく控えることにした元目付の愛坂桃太郎。そんな傷心の桃太郎に、さらに衝撃を与える出来事が。なんと五つしか歳の違わないかつての上役が惚けてしまったというのだ。桃子の成長を見届けるため、まだ惚けるわけにはいかない桃太郎は、惚けを防ぐ術を探しはじめるのだが……。孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ、第八弾!