あらすじ商家に押し入り主従を惨殺したうえ金蔵を破った凶賊「蝙蝠安」一味を追って東海道を登った小室春斎は、相模で賊と斬り結び、すんでのところで頭の安蔵らを取り逃がしてしまう。賊の足取りを辿って江戸へと戻った春斎は、火盗改めとのせめぎ合いに晒されながらもある手掛かりを掴む。それは安蔵が愛した魔性の女・お清の存在だった。痛快時代小説第六弾。