あらすじ櫛流村の名主の娘・ふゆを娶った絵師・爛水は、丸窪藩主のために一年かけて城の書院の襖と壁に絵を描く約束をする。折しも、藩内では次席家老・遠見資正が筆頭家老の座を狙っていたが、爛水はその企みの懐で何かを画策しはじめる。書き下ろし時代小説。