日本語教育の現場に出る前に仕上げたい1冊。書き込んで知識を確認・整理をしながら、文法の総まとめができます。
どの日本語教育の現場でも日本語教師の基礎力として必要なのが文法の知識です。文法の知識があやふやだと、学習者に質問されてドギマギしたり、自信を持って教えられなかったりしてしまうでしょう。特に今から教え始める人、教え始めたばかりの人はそのような場面が多いかと思います。「日本語の文法のことを、きちんと整理し、自分のものにして自信をもって現場に立ちたい」。その思いに応えるのが本書です。
【本書の特長】
●ありそうでない! 日本語の文法知識が1冊でまとめられる
1冊通して日本語教師として教えるための文法知識が習得できる本はなかなかありません。本書では「動詞の分類」「辞書形」「自動詞・他動詞」「授受表現」「敬語」「テンス」「アスペクト」など、日本語文法の重要項目についてひととおり扱っています。
●書き込み式だから、自分の知識を確かめながら着実に力が付く
「わかった」「覚えた」と自分では思っていても、案外抜けているところはあるものです。例えば、動詞のIグループの可能形は何形と同じ形ですか? 使役受身形で「せられる」と「される」の両方がつく形があるのは動詞の何グループでしょうか? 書き込みながら知識を整理することで、そのような、教えるときに必要な知識をしっかり身に付けることができます。
●指導する際の注意事項や、教師側が知っておきたい留意点も含めて学べる
本書はただ文法を解説したものではありません。学習者はどんな点でつまずきやすいか、教えるときにどんな工夫をすればよいか、などがアドバイスとして随所に盛り込まれています。また、教えるときにそこまでは言わなくてもよいけれども、教師として知識は持っておきたい留意点や例外事項なども知ることができます。
本書を1冊仕上げ、文法の知識を確実にして、自信を持って現場に出ませんか。
※本書は2008年発行の『書き込み式でよくわかる 日本語教育文法講義ノート』に加筆・修正した改訂版です。
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