名翻訳家による英米文学傑作の読み方指南で本物の教養を身につける!
古今の英語の読み物に精通した宮脇氏が、英米文学のマスターピースの世界を案内。
ヘミングウェイ、ポオ、ディケンズ、サリンジャー、ハインラインなど純文学からSFに至る広範な分野の傑作を一作ずつ取り上げます。誰もが知る名作の意外な側面、文学史上の位置づけ、日本人が知らない英米文学界隈の常識、作品のツボや味わい方、そして英文の特徴や解釈の仕方など、カリスマ翻訳家ならではの深読み視点で紹介。
軽妙かつ滋味あふれるエッセイを読み進むうちに、“本物の教養""が身につく一冊です。
<エッセイタイトルの例>
W.フォークナーは南部の話好きのおじさんだ
現代作家に多大な影響を与えたポオの南極SFホラー
ヨーロッパ文学界に衝撃を与えたハメットの文体
細部にこだわる英国人気質がミステリと児童文学を生んだ?
●本書の効能
★かつて読んだ名著の魅力を再発見
★知らなかった作家の傑作と出会う
★洋書の読み方へのヒントが満載
●この本を読んでほしい方々
★英米文学の味わい方・楽しみ方を知りたい人
★英語の原書をきちんと読みたい人
★一通り英文法や語彙などの知識はあるが、英語を深く読めず、一皮むけたいと思っている
【対象レベル】全レベル
【著者プロフィール】
宮脇 孝雄:
翻訳家・随筆家。40年以上にわたり、ミステリ『死の蔵書』や文学作品『異邦人たちの慰め』など多様なジャンルの作品を手掛けてきた。翻訳に関するエッセイをはじめ、料理や英米文学・ミステリに関するエッセイ、評論も多い。現在、(株)日本ユニ・エージェンシーで翻訳教室を開講、専修大学で非常勤講師を務める。
主著:『翻訳の基本』『続・翻訳の基本』『英和翻訳基本事典』(研究社)
主訳書:『死の蔵書』『幻の特装本』『異邦人たちの慰め』(早川書房)、『ジーン・ウルフの記念日の本』『ソルトマーシュの殺人』(国書刊行会)