傀儡政権を舞台に始まった新たなる権力抗争! 経世会=竹下派の支配力は強大化し、小沢・金丸コンビが表舞台に。一方、経世会内部では、派閥後継をめぐって権力欲むき出しの抗争と暗闘が始まった!!――竹下退陣後、宇野、海部と、捨て石の傀儡政権が続いた。実際に政界を支配していたのは、竹下・金丸・小沢=経世会。なかでも小沢一郎の存在が注目された。都知事選の磯村敗北の責任から自民党幹事長を辞任した小沢は、「派閥の後継は小沢」と考える金丸の後押しで経世会会長代行に就任。だが一方で、反小沢グループも形成されつつあった。経世会の支配力は強大化していたが、その内部では派閥後継をめぐり、新たなる権力抗争が始まった。全4巻。