アスファルトのわずかな隙間から顔を出しているヒメスミレ、側溝のほんの少しの土盛りに生えているタネツケバナ、 田植え前に田んぼ一面を覆うスズメノテッポウ、人が歩いた跡に生えるオオバコ、どの雑草も人とのかかわりの中で一生懸命生きています。もっともっと雑草に目を向けてみてはいかがでしょう。よく見てみるととても愛らしく美しい植物たちです。この雑草たちを使って押し花を作ってみませんか? 本書には四季の自然についてのコラムと押し花作品に加え、身近なもので作れる簡単な押し花の技法も満載です。さあ、散歩ついでに雑草摘みに出かけましょう! 以前、北海道の動物園で飼育員をしていた著者の、自然に対する愛があふれる一冊です。