伯爵令嬢オフィーリアには、「嘘がわかる」という特殊能力がある。
その能力ゆえに、人付き合いができずに引きこもって暮らしていた。
ある日、以前一度だけ見かけた公爵クラウディオの麗しい姿を
再度見たいあまりに、苦手な夜会に参加してみたものの……。
周りの貴族の「嘘ばかり」の会話に混乱し、
よりによって憧れのクラウディオの目の前で、
オフィーリアはおかしな行動を取ってしまう。
しかし、その行動によって
「嘘がわかる」能力の存在を知った
「大の嘘嫌い」のクラウディオは、
自らが長官を務める刑部省へ、彼女を強引に引き抜くのだった。
クラウディオの婚約者であるステッラには目をつけられ、
さらには犯罪者の取り調べで怖い思いをしながらも、
個性豊かな同僚たちのおかげで、なんとか日々の業務をこなすうち、
オフィーリアは「ある神聖な儀式にまつわる事件の謎」にかかわることとなり……!?