あらすじ江戸の面影が残る路地の街《神楽坂》。 母との苦い思い出から花の苦手な大学生・木下待雪は、花屋を営む美人店長(イケメン)の一之瀬 薊から自分の名前を「誕生花から名付けられたんだね」と優しく語られたことがきっかけで、花屋でアルバイトをすることに。 並大抵ではない植物の知識を持つ薊のもとで待雪は、花にまつわる不思議な事件と自分の抱える秘密に向き合うことになるが――。 花卉(かき)業界への入念な取材と確かな筆致で書き綴る、ラストに涙する感動ミステリー!