北海道に暮らす「道民」とは、どんな人々なのだろうか?
ただ道民と一口にいっても街や地域によって、その特性には違いがある。
のんびりとした雰囲気が漂う中心都市の札幌。
対外関係にピリピリした稚内や根室。
伝統と歴史がある松前や函館。
独自色の強い日高、十勝、網走。
急速に発展と衰退を繰り返す旭川、留萌、中標津など、
それぞれの土地に生きる人々は、その土地の風土になじむことで、独自の性質を育んできた。
またそれと同時に、全道に共通する「道民性」があるのも事実。
本土と北海道の気候や風土、そして歴史の違いは、北海道に共通する気質を育んできたのだ。
本書は、北海道の成り立ちと歴史から、今の北海道に暮らす「道民」の真相を探求していく。
知ってるようで知らなかった道内各地の人々の気質と、道民としての意外な共通点とは!?