埼玉県さいたま市は文庫版地域批評シリーズの第14弾目です。
さいたま市は首都圏の大都市の中で唯一「平成の大合併」を経験した特異な存在です。
その実力は上昇を続け、人口は130万人に迫り、再開発は今も続いています。
「新都心」の名に恥じない都市へと成長しているのです。
ほんの少し前まで「ダサイタマ」呼ばわりされ、「池袋は大宮から来るヤツが多いから田舎っぽい」などといわれていたのも今は昔です。
それどころか、さいたま市は急激にその地位を高め、発展し続けています。
しかしきらびやかな再開発には隠された問題点や解決されていない課題は多々あります。
また、浦和と大宮という「ライバル」が合併しちゃって問題は起きていないのか、もしかしたらいうほど発展していないんじゃないの? などなど。
多方面からさいたま市の本当の姿を解析していきます。
本書は、そんな「首都圏で最も新しい大都市」さいたま市を研究する一冊です。