全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
福岡県福岡市は文庫版地域批評シリーズの第9弾目です。
福岡市の勢いがとどまるところを知りません。
2015年の国勢調査で、人口の増加数と増加率が政令市でトップを記録(2010年との比較)
総人口は神戸を抜いて全国5位にランクアップし、ついに5大都市の仲間入りを果たしました。
どうして福岡にばかり人が集まるのでしょうか?
人が温かい、食べ物が美味い、娯楽が豊富、雇用の創出が進んでいるなどなど、魅力は多々あるけれど、
最大のポイントは、福岡が超の付く「コンパクトシティ」だということです。
都市機能が一定の圏内にギュッと集中しており、インフラも充実しているから、
働くのも遊ぶのも楽チンで、ものすごく暮らしやすいのです。
しかし、多くの人を受け入れる一方で、市内における過密と過疎の格差、渋滞だらけの道路事情といったマイナス面もまた露わになってきています。
本書では、加速度的な発展の裏でパンクしつつある福岡の実像を暴いていきます。