全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
埼玉とのボーダーレス状態に加え、農業も盛んで都会感に乏しいといわれた練馬区ですが、
その自然豊かなところが魅力となり、今では「住みたいエリア」のひとつに数えられています。
緑溢れた閑静な環境は、練馬区の大きなセールスポイントでありますが、都市整備に関してはまだ途上です。
西武池袋線の高架化工事は44年間の歳月をかけて連続立体交差化が完了したものの、
都営大江戸線の延伸計画は遅々として進まず、土支田など区の北西部はいつまで経っても陸の孤島状態。
西武新宿線の開かずの踏切問題も解消のメドは立たず、巨大団地・光が丘では学校跡地の施設問題が片付いていません。
さらに、住宅の乱開発による無秩序な市街化も問題視されています。
こうした練馬区の「やりかけ・ツギハギ・計画倒れ」という特徴は、果たして永遠の課題なのか? 以前の練馬と最新の練馬の姿を通して、練馬区の本質を追究していきます。