「おまえはただの道具よ。あそこの椅子に座りなさい。ズボンを脱いで」
ブルースはわたしを離してくれない。
40代半ばで、申し分ないルックスの敏腕CEOは、秘密の性癖を完璧に操るわたしを手放したくないのだ。
太く硬いペニスをコックリングに締めつけられたまま、恥ずかしい体勢をとらされ、わたしがイクまで奉仕させられ、あげくのはてに放置される。
それが彼の望むことだから。
けれど、クレメント・ジョンズという優秀でハンサムな社員の出現によって、ある変化が生じていた。
クレメントは会議中でも臆面なくわたしをランチやデートに誘う。
気づいていながらもポーカーフェイスを保っていたブルースは、ついに我慢の限界に達したのか、わたしを社長室に呼びつけると、壁に押しつけて後ろから突き上げ、激しく射精した。
自ら性奴隷を望むくせに、雄がテリトリーを主張するみたいにマーキングする彼を、わたしは嫌いになれない。
でも、クレメントのセクシーな身体や声にも、抗いがたい魅力を感じる。
彼とファックしたい、と思う。
ブルースの執着、以前関係を持ったクライアントのアレックスの再訪、そしてまだ何も知らないクレメント――
わたしは自己嫌悪に陥りながらも、狭いオフィスで男たちのザーメンにまみれ、溺れていく。
話題作『ボスの専属調教師』の、もっとエロな続編!
*本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『極上CEOの秘蜜の性癖』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。