熊野、高野…神仏、妖かしが巣食う和歌山県のご当地怪談「和歌山は妖怪の木乃伊が多いんだよ」各地に鴉天狗や人魚、雷獣が… (「人魚の思い出」より)幼い頃、和歌山の古寺に住んでいた大叔父に連れられて見た人魚の木乃伊――。ホラー作家・田辺青蛙が、原体験から手繰り寄せた紀州・和歌山の怪異奇譚の数々!・印南町にきた行商人から買った肉を食べ…「旅商人の肉」・ある日突然、庭先に転がる何百もの蜜柑「みかんの神」・瓶詰になった怪しい代物「妖怪を売る男」・分厚いアルバムが落ちていて中身を見ると…「虫喰岩」・登山道にあるたくさんの能面、そして現れた女が…「面の森」そして、熊野街道を辿り紀南へ修行に来ていた陰陽師・安倍晴明の伝説とは!海と山に囲まれ様々な妖怪や不思議が息づく和歌山、魅惑の裏ガイド!