するっと読めて、ぞわり怖い!「あの子は人間でない?」「毬ですよ、毬そのもの」朝四時に呼び鈴を鳴らす少女ポストには麻紐を丸めた何かが――「少女と麻紐の毬」より体験者から、次の体験者へ…人の縁を辿って行き着いたのは、恐ろしき血族の禁忌臨場感に震える会話の怪話!何気ない言葉の中に恐ろしい「何か」が隠されている。生まれつきのアザを見て息子が言う「あのとき痛かったね」寝言で繰り返す不気味な歌と奇妙な予言「木曜日はダメな日」本家から血筋に送り込まれる謎の「女児と毬」。取材相手と交わした会話から怪の正体が引き出される戦慄の瞬間をご覧あれ。