医師だけど患者と会うことのない病理医。正直、目立つとは言えないポジションですが、がんをはじめとする病気の診断には不可欠な存在です。そんな病理医という職業を続けてきた著者が、「フリーランス」として病院を飛び出したからこそ見えた、病理医という仕事、そして日本の医療全体が抱える課題を包み隠さず語ります。・人間よりもAIの方が正確な診断ができるようになる日は思ったより近い!?・1日2カ所以上で仕事をするのは当たり前・「好きな臓器」でキャリアが変わる・「学閥」の本当の問題点・コロナで忙しくなると思いきや開店休業状態に!?……など、独特の世界を形成する医師界の中でも、さらに特殊な病理医の世界へ皆さまをご案内します。