金狼族の獣人が治める王国は、神子の祈りにより平和が保たれていた。王太子の10歳の誕生日に、同時に神子の代替わりが行われ、新たな幼い神子はとある言葉を口にした。「きんろうぞくの王の子が、この国をほろぼす」と。その言葉に激怒した王は、神子一族を国から追い出してしまったのだ。そこから国には不幸が訪れ始めた……。数年後、とある国の市場に山から買い物に来た少年・ルカニアは、貧血で倒れたところをランドルフに助けられ……!?【電子限定特典】巻末に書きおろしSSを収録!※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。