人の闇を暴く。調査員・弘美が知る人生の真実。
真摯に事件に向き合い悩み、葛藤する等身大の女性の物語。
恋愛の真っ最中にいるあなた、移ろいそうな心を抱えているあなた、もう一歩踏み出すことに躊躇しているあなた。
本書はそんなあなたに大きな力を与えてくれる作品なのである。――評論家・西上心太氏(解説より)
自殺した親友・由嘉里から届いた一枚の絵葉書には自殺した当日の消印が押されていた。
フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺と思われた由嘉里の死が実は殺人であると解明する。
犯人である由嘉里の義姉、容子は、私立探偵に恐喝され、由嘉里に借金をしていたのだ。
容子を脅した探偵を探すため、探偵事務所の調査員となった弘美は、
ささやかな幸せを求め、懸命に生きる女たちと関わる……。
人気作家の傑作サスペンス。