あらすじ昭和30年代。男も女も慎ましやかに燃える。控えめだけど最強肉食系。ええっ!典彦は仰天した。臍の下に黒々と茂る毛はタワシのように盛り上がっていた。足首から抜いたショーツを裏返し、淑子さんはくんくんと匂いを嗅いだ。薄壁の隙間越しに覗き見た光景に、猛る股間…。セックス即結婚という時代。けれど、慎ましやかに淑やかに、男も女も燃え盛る。平成の老いた「喪色系」、じつは昭和の最強肉食系だったのだ。