《ニュー・クラシック・ライブラリー》新装版シリーズ第1弾!
世界史を歴史戦の道具にしてはいけない。
国民国家を超える世界史を日本人が構想する!
いま世界は、それぞれの国が自分たちは正しいという歴史を主張し合っている。
しかし、国民国家ごとの歴史をいくら集めてもそれが世界史になるわけではない。
これまで世界で歴史と呼びうるものは、ギリシャのヘーロドトスとシナの司馬遷の二人による記述しかなかった。
人類が誕生して文字を獲得すればすぐに歴史が成立するというほど歴史は簡単なものではない。
では、国家や時代の枠組みを超える新しい世界史は可能なのか。
歴史の根源に遡って構想した日本人による世界史への画期的試み。