あらすじ現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。 直木賞&本屋大賞ダブル受賞の著者の会心の作品。 建築学部に通う大学生の平口捷は、姉と二人暮らしの平凡な生活を送っていた。 そんな彼の前に若き天才美術家・烏山響一が同級生として現れる。 カリスマ的な雰囲気があり取り巻きが絶えないが、なぜか響一の方から捷に近づいてくる。 そして、届いた招待状。訪れた熊野の山奥には、密かに作られた野外美術館が……。 奇怪な芸術作品は、見る者を悪夢に引きずり込む。 幻想ホラー大作。(解説 皆川博子)