あらすじ「喜八どんが死んだと聞いたが、本当かえ?」父の弔問に訪れた奇妙な輩。生前世話になったと次々にキュウリを供えていく彼らは、河童(かっぱ)だった! 「世の為人の為」と合羽橋(かっぱばし)の架け替えに尽力した父に共鳴し手伝ったという間柄に、驚くばかりの喜助だった。ある日、子攫(さら)い事件が発生。人買い船が関係していると睨んだ喜助は「水は目であり耳」と河童が話した事を思い出し、助けを求めにゆく。