あらすじ無名の若手漫才コンビ、“ゼロワン”が、マンザイ・グランプリの頂点を目指し、奮闘する。不慮の死を遂げたかつての相方、その弟で頼りなくも熱心な若き今の相方、圧倒的な実力派ライバル、自由奔放な恋人らとともに、お笑い芸人・王串ミドロは“自分の笑い”を形づくっていく。彼らが演じる漫才ネタそのものが小説内でじっくりと描かれているのも特色。笑って泣けて元気の出る、青春小説の傑作。