アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる脚本家・宮村優子が、2人の少女の葛藤と友情、仲間たちとの絆を細やかに描いたジュヴナイル小説第10巻。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行している、202X年。フシギ都市・大黒市で、ヤサコとイサコを中心とした子どもたちの”電脳メガネ”をめぐる冒険は続く。ついに“あっちの世界”の扉を開くイサコ。噂は広がり大黒市中の小学生たちがイサコを追い始める。ハラケンはカンナに会うため“あっちの世界”へ迷い込み、ヤサコはそれを救出しようと、自らもその中へと飛び込んでゆく。