アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる第一線で活躍する脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間たちとの絆を細やかに描いたジュヴナイル小説第3巻。
今より少しだけ未来の202X年――。子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行していた。このメガネをかけると、街のどこからでもインターネットに接続して、必殺技を手に入れたり電脳ペットを飼ったり…とびきり刺激的な秘密の遊びができる。
空間が壊れやすく妙なことがたくさん起こるフシギ都市・大黒市での、ヤサコとイサコの出逢いを描いた第1巻、「バスの墓場」でのメタバグ争奪戦を描いた第2巻に続き、第3巻では、ペット捜索のため忍び込んだ廃工場で、ヤサコ、イサコ、フミエ、ダイチらの冒険を妨害する敵が現れる。