あらすじよろめいて旗本にぶつかった茶屋勤めの若妻が無礼打ちにされた。 結婚して三月の恋女房を殺された夫は、失意のなか、犯人を探しあてるが、逆に…。 無礼打ちは、武家だけに与えられた特権。殺された町人は無駄死にするしかない世の中。 その非道を許せぬ闇医者・沢木浩太郎は、棒手裏剣術の遣い手・夜霞のお遼、元伝説の盗賊木鼠の佐七とともに、旗本たちを懲らしめるべく、一計を案じる。