あらすじ殺しの企てを盗み聞いた浩太郎は、間一髪、狙われた元御家人の立木を救い出したものの、怒り心頭の本人を目の前にして狼狽えていた。 胃の腑が悪く、助かる見込みのない立木は、愛妻に迷惑をかけたくない一心で、破落戸どもに、仕事を頼んだという。 その数日後、立木が再び願いを乞うたのは、なんと小間物屋のお遼!? 闇医者の自分とはまるで逆の裏稼業に手を染めているお遼に、浩太郎の心中は。