あらすじ拵屋の異名を持つ銀次郎は、大店のお内儀や粋筋の姐さんらの化粧や着付けなど「拵事」では江戸一番の男。 だが仔細あって、雄藩大名、いや時の将軍さえも手出しできない存在だった。 その裏事情を知る者は少ない。 そんな銀次郎のもとに、幼い女の子がひとりで訪ねてきた。母上の仇討ちを助けてほしいという。 母娘の頼みを引き受けた銀次郎は、そうとは知らず修羅の道を突き進んでいく。