あらすじ「書によれば、西洋ではお嬢様の気が昂ぶると、下僕が秘所を舐めて鎮めるとか」 克利の嘘八百に、令嬢は予想以上に激しく反応した。 「私でよければ何でもいたします」と、彼は令嬢の花園に…。 明治三十六年の帝都。 人力俥夫の克利十八歳は、あるときは美女を俥にあるときは股間に乗せる日々だったが…。 折しも路面電車の開通が迫ってきた。