あらすじ勘当された若侍、御家人やくざの白九郎と飼い犬の牙黒は、なぜか話ができる間柄。 今日も連れだって丁半博奕の賭場へ足を運ぶ。 サイコロの出目を、牙黒がにおいで嗅き分けるのだから負けようがないのだ。 そんな一人と一匹の前に、お倫という美形の女壷振り師が。 彼女の窮状を救おうと、一肌脱いだまではよかったが、 博奕好きの大名が巨額の借財を背負い込んでいることがわかって…。