じゃじゃ馬、鶴姫が巻き起こす珍騒動に、
まわりは振り回されっぱなし。
まったくもう!
大爆笑時代コメディ!!
「かわゆいのう」
生まれて初めて男に誉められた菊姫は、
化粧係り・お松の手により綺麗になったものの、素顔はそうでもなかった。
まあ、言うなれば醜女である。
鼻は上を向き、目は蜆の身ほどに小さく、
眉毛も刻み海苔のように太くて黒い……。
が、ついに恋の季節がやってきた。
相手は博奕の咎で勘当された水月藩の馬鹿殿だったが、
かわゆいの一言を忘れられぬ──。
一途な乙女が大大大暴走!
書下しシリーズ第五弾!