あらすじ数え二つの甥っ子背負い、 討つは憎き母の仇 竜之介と千香の祝言を控え、慌ただしい夕方の長屋に突然訪れてきたのは、鉄太郎の実父一馬。 労咳にあらずと診立てられ、安房から病身を押して歩いてきたのだった。 我が子のように育ててきた鉄太郎を前に、さまざまな想いが絡み合うふたり。 しかし、一馬が翌朝から行方知れずに。 一馬に関わる真実を口入處橘屋善六から聞いた竜之介は驚き……。 書下しシリーズ第三弾!