あらすじ二代将軍となってからも、先代・家康による二元支配や家臣の派閥争い等、秀忠には数々の問題が山積していた。それに対し有力大名の改易と粛清、キリシタンに対する禁教令など厳しい政策を実行、また信長の妹お市の娘であるお江との間に二男五女をもうけ、天皇家と姻戚関係を結ぶなど、あらゆる側面から幕藩体制をより強固なものにした。二代将軍の知られざる功績を描く傑作長篇完結篇。