あらすじ大八車から転がり落ちた酒樽で、お路(みち)は足の指をつぶす大怪我を負った。まともに歩けなくなり、縁談も壊れかけたお路への償い金は、荷主と車宿が意地を張り合って、いまだ払われていないのだ。江戸の町人たちの様々な諍(いさか)いを治める町年寄の元で、探索方として働く柏木宗十郎が解決に乗り出すが、件(くだん)の車力(しゃりき)が殺される事件が起きる。町方は、お路の許嫁・貞助に嫌疑をかけた……。シリーズ第2弾。