あらすじ役者のような男前の色仕掛けに、料理茶屋の一人娘は騙され、狭い座敷に閉じ込められた。女たらしの彦の狙いは端から金だった。親の峰右衛門は身代金を要求されて八百両を払ったが、これからもずっと金をせびられるに違いない。しかも、相手は秘剣風疾りを遣う辻斬りを雇っていた――。普段は飲ん兵衛でも義理人情に厚い安兵衛は助けに入った。最凶の刺客に勝つため酒を休んで闘う刻がきた!