二宮康明氏が設計した紙飛行機は、うまく作れば滞空時間1分は当たり前!
上昇気流にのると10分以上飛び続けるという高性能から、子供から高齢の方までたくさんのファンを惹きつけてやみません。
月刊誌「子供の科学」では、なんと45年もの間、二宮氏の紙飛行機が付録として連載され、今でも工作が好きな読者に愛され続けています。
本書は、これまで2000機以上の紙飛行機を設計・デザインしてきた二宮氏の機体設計法からはじまり、自分で設計した機体のテストフライト、設計図をつくり型紙におこして製作、完成させるまでのノウハウを、余すことなく解説した集大成となる1冊です。
二宮氏の紙飛行機は、実際の航空機の理論にそって設計が行われています。
紙飛行機の性能について研究することは、そのまま航空理論を学ぶことになります。
機体は丈夫なケント紙に図面を描き、切って貼り合わせてつくります。
二宮氏が設計した機種は、何百回ものテストフライトを行い、完成度を高めて世に送り出されているものです。
しかも、仕上がった紙飛行機はよく飛ぶだけでなく、デザイン性も優れた美しい機体です。
性能が高く万人に愛される競技用機から、非対称機、無尾翼機などの変形機、実際の戦闘機などをモデルとしたプロフィルモデルなど、45年以上、二宮氏が築き上げた設計や製作、飛行の貴重なノウハウのすべてを、ここにはじめて公開します。