肉のイメージの強いフランス料理ですが、フランスの家庭料理では、じつに驚くほど野菜をたくさん食べます。
シンプルかつ的確な調理法で、簡単なのに気が利いていてとてもおいしい、というフランス人らしいレシピばかり。
また、たっぷりの野菜に、肉や魚などのちょっとのたんぱく質を合わせた一皿で完結!というのも、最近のフランス家庭のトレンドです。
本書では、フランスのレストランでの修業経験もあり、度々渡仏してきた著者が、現地の料理上手のマダムに教わってきた、極上の野菜料理約80品を紹介しています。
知っておきたい調理のコツは主に3つだけ。
「サラダのドレッシングは“かける”でなく“あえる”」「”ゆでる”でなく“蒸し煮”にする」「少量の水とオイルでオーブン焼きに」。
どれも本当に簡単なのにびっくりするほどのおいしさ。それなのに、食材の組み合わせも見た目も気が利いているので、普段の食事だけでなく、人をもてなすときにもおすすめです。
野菜料理は、ちょっとのコツを知っていれば、驚くほどおいしく仕上がります。
美しいビジュアルに加え、「おいしさ」の理由やテクニックをしっかり解説した、これまでにない野菜料理の決定版です。