知りたいことがわかると仏像がますます身近になる!
お寺めぐりをするうち、仏像が好きになった! すると……
「如来と観音、見れば違うとわかるけど。わざわざ違う種類を造ったのはどうして?」
「いつの時代の仏像なのか、見てわかるようになりたいなぁ」
「そもそも、なぜ仏像が必要なの?」
等々……興味を持つと、疑問や知りたいことあれこれ浮かんでくるものです。
そんな「仏像好き」の「なぜ?」「なに?」に応えようと、仏像にまつわることを、いろんな角度から探ってみました。
すると、仏像を中心に、日本という国との関係、近隣諸国との関係、世情との関係、時代を生きた人々の思いとの関係等々……様々なつながりが見えてきました。
そして、「だから、この仏像に心惹かれるんだな」と、自分とのつながりも見えてきたり。
そう、仏像がどんどん身近になってきたのです。
本書を通じて紹介する仏像は、大小のイラストを合わせて約200。
紹介される機会の少ない、室町、安土桃山、江戸時代の仏像にもスポットをあてています。
古代から近代にいたる多種多様な仏像を通じて、仏像の新たな魅力を、ぜひ堪能してください!