デッサンに必要なのは、センスではありません。
豊富な知識と情報量を持ち、圧倒的な練習量の先に、やっと身につけられる技術が必要です。
静物デッサンは、主に有機物を対象として行いますので、それぞれのモチーフによって異なる「質感」や「色彩」「陰影」の表現、
また、複数のモチーフがある場合は、「距離間」表現も必要とされます。
本書では、デッサン力に長けた5名の描き手により、
静物デッサンに必要な「知識」と「技」を丁寧なプロセスを追いながら解説します。
5人も描き手がいれば、それぞれ表現のテクニックも違います。
それにより、より幅広い視野でデッサンをとらえ、柔軟で質の高い描画表現を身につけることができます。