薔薇柄は、身につける際に季節が限定されることが多い花柄の中で、唯一といってもいい、年中身につけることが許されている着物柄。
季節を問わず楽しめることが薔薇柄の魅力のひとつであり、また、楚々としたものから優雅で豪華絢爛なものまで多彩に描かれた人気のある柄です。
明治~昭和初期にかけて、多様な表現で描かれた薔薇柄が多く存在します。
目白「Lunco」のオーナーである永田欄子さんがセレクトする、日本の着物柄の中に見る薔薇柄のテキスタイルを集めた1冊。
染め、織り、刺繍など、さまざまな技法で描かれた豊かな薔薇をお楽しみください。