別売の『例題学習と問題演習 Javaの手ほどき 学習編』に完全準拠した傍用問題集。
プログラミングの学習では、プログラム言語の文法や用例、アルゴリズムの理解などをしっかり身につけることは必要ですが、それらは手段であって目的ではありません。プログラミング学習の最終目的は、実際にプログラムを作れるようになることです。この目的のためには、十分な量の問題演習が欠かせません。言い換えれば、プログラミング学習の中心は問題演習なのです。
また、プログラミング学習では、問題を理解し、既習の知識をもとにプログラムの構想を立て、多くのエラーを修正して、最後に当初想定した結果がコンピュータから出力されたとき、他の学習では得られない達成感、満足感を得ることができます。この達成感が次の学習段階へ進むための強力な原動力になるのもプログラミング学習の特徴です。
以上のような考え方から、別売の『例題学習と問題演習 Javaの手ほどき 学習編」では、紙面の許すかぎり節末に問題を掲載しましたが、テキストという性格上、必ずしも量的に十分とはいえません。本書は、これを補うものです。
本書の各節の問題構成は、次のとおりです。
1.復習問題(93題)テキストの各項ごとの学習事項の確認用で、穴埋め形式の問題です。
2.練習問題(78題)その節までの既習の学習事項の確認用で、穴埋めや選択式の問題です。
3.実習問題(96題)既習の知識で作成可能なプログラムの実習用問題です。