エレキギターは,木を素材とする構造部分と,電気回路が組み合わさることによって,ほかの楽器にはない演奏と音色のバリエーションが生まれます.
アコースティック楽器のように高級品=高音質という図式のみが存在するわけではなく,廉価なものや,長く放置したビンテージ品であっても,しっかりと構造を理解し,適切な調整を行えば,きっと満足のいく音で鳴ってくれます.
そして適切に調整された楽器であれば,演奏の腕も上達間違いなし.逆に言えば,メカニズムとメンテナンスがわからなければ,演奏技術がきちんと発揮できていない可能性もあるのです.
さらに,ギタリストが音で個性を発揮できるように,さまざまなカスタマイズとチューンナップのアイデアを掲載しています.
エレキギターの演奏に壁を感じたら,本書がきっと役立つでしょう.