人体メカニズムを知りデッサン力を獲得した著者が、独自の経験から無駄をそぎ落とし、模式化することによって編み出した人体モデル「ベース体」。
もちろん、このベース体は人体を立体的に捉えるために役立つ物ですが、その一部分を変形することにより様々なクリーチャーを作り出すことができます。
筋肉や骨のメカニズムは生物であれば基本を人間においても特長を変化させていけば汎用がききます。
その無駄を排した見事なまでの立体のメカニズムは、生物のみならずロボットなどのメカニカルなものにまで適用され、様々に変容するメタモルフォセスの過程は心地よくもあります。
本書では、著者の立体を感じさせる圧倒的な画力でふんだんに作例を配して、発想の扉を開きます。