囲碁において、石の働きを最大限に発揮させるのが手筋。盤面をしらみつぶしに考え、独力で手筋を見つけ出すことは大変です。本書では手筋の勉強を始める前に、石の基本の形をまず身に付けます。それを応用していき、難解な形も効率よく処理することができるようになります。問題形式で手筋を紹介し、ステップアップしていくことにより、石の形の急所に目を慣らし、効率よい着手(=手筋)の発見を容易にします。また、石の形を整えることによって、相手からの手筋を防ぎ、防御力が格段にアップします。筋と形の理解を深めることによって、他の棋書への理解度も高まるはずです。本書は1980年に発刊された「大竹英雄 基礎手筋の独習法」の復刻版です。