身近な公園や庭、雑木林で昆虫採集、観察を続ける著者が、子供たちに昆虫の「体」を観察する方法を伝授します。
昆虫の体は、長い歴史の中で生き残りのために多種多様に進化してきました。
模様ひとつとっても、植物や他の昆虫に擬態するもの、派手な模様で威嚇するものなど、実に色とりどりのおもしろいパターンがいっぱい。
ボディ、脚、羽などそれぞれの部位で、昆虫たちの特徴的な進化を写真で見ながら、なんでそんな形をしているのか、どうやって観察するのかを科学的にわかりやすく解説する1冊です。
実は、子供たちが観察できる身近な昆虫ほど、研究が十分進んでおらず、生態の科学的な情報が不足しています。
本書では、長年にわたり昆虫観察を続ける著者が、その目で見た昆虫の姿、生き方を写真やイラストで見せていきながら、貴重な観察エピソードを紹介していきます。
まるで自然観察教室に参加しているかのように、子供たちはワクワクしながらページをめくっていく昆虫の本です。