あらすじ恋は盲目というけれど。そんな言葉を具現化した症状が巷では噂になっている。双方の想いが通じると発現する奇病カラーレス。兆候は視界に違和を覚える程度で徐々に色彩感覚が狂っていく。末期には恋人以外の景色がモノクロに変化する。恋人頼りでなければ日常生活も満足に送れない色無の人生を背負うか。さようならと告げて後遺症を背負わせるか。色無の恋人は極限二択を迫られる。音楽制作者を目指す曲調整師とオルゴール職人の恋閑話。