あらすじ江戸川乱歩賞作家が描く、近未来ディストピア・ミステリー 二〇三八年、急激な温暖化で海面が上昇し、沿岸都市が水没。自然環境保護が最大の正義とされ、自然を守るためなら武力行使さえいとわなくなった世界で、ある日コンテナ船がジャックされた。要求に従わなければ爆弾が炸裂し、流出した燃料が深刻な環境汚染を招くおそれがある。それを防ぐため投入された特殊部隊により、迅速に事件は解決したかに思われた。しかし、その陰には人類の脅威となる巨大な陰謀が隠されていた!