元プロ野球選手・廣瀬純。彼は佐伯鶴城高校(大分県)時代に夏の甲子園に出場。法政大学に進学後は東京六大学で三冠王を獲得し、大学生にしてシドニー五輪のメンバーに選出されるなど、アマチュア時代に輝かしい成績を残しました。そして、2000年のドラフト会議で2巡目で広島東洋カープに指名され入団。2016年シーズン限りで引退するまで、カープひと筋の現役生活を送りました。入団1年目の2001年には早くもホームランを記録するなど攻守で貢献。低迷が続いたチームを支え続け、2013年には一軍公式戦における連続打席出塁記録(15打席)を更新するなど、球史にその名を残しました。また、チームメイトからの人望も厚く、ファンから愛され続けた選手でもありました。そんな著者が、どん底だった2001年から、25年ぶりのリーグ制覇を果たした2016年まで、自身の幼少期から現役時代を振り返りつつ、生え抜き選手だからこそ知り得る舞台裏を余すことなく綴りました。また、解説者としての目線から、今後の「広島伝説」の可能性についても鋭く分析しています。もちろん黒田投手、新井選手、“キクマル”、鈴木誠也、さらには外国人選手まで知られざる逸話も満載!カープファン、必見の1冊です。【著者プロフィール】廣瀬純 (ひろせ じゅん)2000年のドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け入団。2001年3月の中日ドラゴンズ戦で初出場、同年5月には早くも初ホームランを記録する。その後、ケガと闘いながら、2010年についにレギュラーの座を獲得するとオールスターゲームに出場、さらにゴールデン・グラブ賞も受賞した。“チャーリー”の愛称でファンから愛され、2016年に惜しまれつつ現役を引退。現在は、広島東洋カープの一軍外野守備・走塁コーチを務める。