テレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』への出演で話題となった気鋭の研究者が、もっともわかりやすい安全保障の例として「三匹の子ぶた」を用い、非軍事的な7つのテーマに分けてほぼ専門用語抜きで解説!国境を守るには、軍事力以外にも目を向ける必要がある――専門用語が多すぎたり、戦争のイメージと結びつきやすい「安全保障」という単語。たしかに、安全保障とは「国家が脅威をもたらす敵から領土・国民を守る」ことであり、戦争が身近ではない日本人にとっては、関係ないと思ってしまうでしょう。しかし、「戦争が身近ではない」ことと「安全保障が身近ではない」ことはイコールの関係ではありません。なぜなら、脅威とは軍事力だけではなく、エネルギー、経済、文化なども含まれるからです。令和も戦争のない時代にするために、すべての日本人が考えるべきトピックが詰まった一冊です。【著者プロフィール】加藤ジェームズ (かとう じぇーむず)1978年東京都生まれ、ロサンゼルス育ち。高校卒業後日本に帰国し、横浜国立大学卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。国際安全保障メディアの観点から研究している。2003年には修士論文「米国の潰州観」で東洋英和女学院大学長野賞を受賞。2006年に産経新聞社「私の正論」で第二回年間賞を受賞。著書に『教科書から読み解く日本の未来』、『日本人が知らない日本の安全保障』(ともにマイナビ新書)など。